サドルを考察する。 [自転車改造・メンテ]
サドルって選ぶのが難しいパーツですねぇ。
自分も4つサドルを換えてますが、独断と偏見でここまで感じたことをまとめてみました。
サドルを選ぶ上で気にすることは
1.座面の幅
腰の幅で決まるようです。私の場合、130~135mmがあっているようです。
2.断面形状。
後ろから前を見る方向の断面では座面が平らなもの(左側)と丸みを帯びたもの(右側)があります。
私は腰幅が狭いので平らな断面では内腿がサドルと接触するため丸みを帯びた形状が合うようです。
サドルを横方向から見ると、一般的には上面がフラットです。
↓こんな感じ
SMPなどのようにお尻のカーブにあわせた形状の物もあります。
走行中、ポジション移動をする人は前者、そうでない人は後者が合うのでしょう。
私は前者ですのでSMP製は合わないようです。
3.硬さ
サドルの硬さは座面の硬さだけではなくレール、ベース、パッドのトータルで決まるようです。
自分の体重(60kg)ではベースの硬さが一番効いているように感じます。
レール:ベース:パッド=1:2:1
ここに書かれている内容は結構参考になってます。
私の場合、膝上より膝下が長いため、BB~サドル上面の距離が股下×0.875になりません。
×0.91~92が快適に感じます。
これまでに使用したサドルのインプレです。硬さの要素は5段階とします。
(☆5つが最も硬い)
1.BOMA;Sanmarco Caymano Arrowhead Gelaround
パッド硬さ:☆☆☆
ベース硬さ:☆☆
レール硬さ:☆☆
もともと使っていたSKNproが合わなかったのでヤフオクで購入。
ゲルパッドがあるので乗り心地は向上。
ケツの幅が細く、前後移動の多い私にはこの形状が合っているようです。
当初はやや硬く思えた乗り心地も、ベースやレールの適度なしなりで今はしっくり来ておりお気に入り。
2.Pana;Selle Italia Flite Gelfow
パッド硬さ:☆
ベース硬さ:☆☆☆
レール硬さ:☆☆☆☆☆
Sanmarco Caymano Arrowhead Gelaroundよりコンフォートな乗り心地のサドルを求めて購入。
某ショップで1週間レンタルして乗ったときは、Caymanoより厚めのパッドが心地よく感じて糸魚川ファストランに投入したのですが大失敗!
パッドが厚いはずなのに乗り心地は硬い。
ベースや縦長の断面のレールがほとんどしならないためでした。
もう少しケツの固い人や体重のある人が乗るサドルと思いました。
後継機種を見つけたらオクで売却が決定的。
渋めのデザインは好きなんですけど…
3.Pacific18;Selle Italia X2 Transam
パッド硬さ:☆☆
ベース硬さ:☆
レール硬さ:☆☆
完成車についていた革サドルが合わずに交換。
当時はサドルの知識もほとんどなく、\3000程度でワゴンセールで売られていたのを購入。
Selle Italiaにしてはやわらかく、気合を入れない乗り方に非常にマッチしています。
自分にはこのあたりのグレードがちょうどいいのかも。
4.Sanmarco SKN pro
パッド硬さ:☆☆☆☆
ベース硬さ:☆☆
レール硬さ:☆☆☆
BOMA購入時にショップで選んで頂いた。ベースが二つに割れているのでよく撓り、振動を吸収すると言われたが私が軽いためか、振動吸収を感じられず、2時間も乗っているとケツが痛くなった。
Caymano購入でPanaクロモリへ移籍したが、今度は撓りが原因で腰が張るようになり、私には合わないことが判明し、ネットオークションで売却した。
しばらくして、この記事を思い出すと、考え方が全く変わっているかもしれません。(笑)
こんにちは!
セラSMPは低速イベント用に買ってみましたが、先端部の巾が広く足の動きに干渉するのでMTBルック車のサドルに転用すべく別のサドルにすぐに変えてしまいました。座り心地は大変良かったのですが、ご指摘の通りベスト・ポジションは一カ所なのでポジション変えて乗る方には不向きだと私も思います。またSMPのシートレール部はかなりたわむのでこの点でも好みではありませんでした。逆にこいいったネガティブな点はルック車でのポタリングではポジティブに変わるものと期待しています。
2つ割れのサドルより山なり気味のほうがお尻との接触面が広いせいか、私は硬めのやや山なりのサドルが今のところ好みです。
by kanchi (2009-11-16 17:48)
kanchi様
自分に合ったサドルを見つけられると、長距離サイクリングが楽しくなりますね。
by teruteru (2009-11-29 19:52)