成田エクスプレス

　ＪＲの成田エクスプレスが来年、新車に置き換わるニュースが発表された。

中国赴任中、東京への出張の際に利用した特急だ。少々値が張るので会社もちの出張でもない限り乗ることはなかったけどヨーロッパの特急を意識した室内は海外を結ぶムードをかもし出していた。

北総開発線の成田延伸でJRより10分以上到達時間が早くなることへの危機感による新車投入だろう。
最高速度は原稿と同じ130km/hなので車体傾斜制御などを行わない限り、大幅なスピードアップは難しそう。
それにしてもE259系を名乗る電車、JR北海道の789系1000番台そっくり。

　そうすると1991年から2002年に製造された現行の253系車両はどうなるのだろう。

1.廃車
　鉄道車両の寿命は25~30年程度。そう考えると廃車にするのももったいない。
JR東日本には国鉄時代からの特急電車183系(含む189系)や185系など25年以上の電車が残っている。
これらを玉突きで廃車にするのがありうると考えた。

2.国鉄型特急の玉突き廃車
　183系は70年代、185系は80年代前半に作られた電車。
今回、不要になる253系は111両。数量や目的としてどこに行くのか考えてみる。

・用途
　多少の改造をするとしてもかいじ号などビジネス特急という感じではない。むしろ観光地向けのリゾート特急が似合いそう。
そうすると
1.踊り子(185系)
　スーパービューと比べて見劣りする185系のてこ入れとしては悪くない。しかし踊り子用185系は164両もあるので111両で置き換えるには無理がありそう。一部置き換えならば運用が複雑になるので使う側の論理ではいい話ではない。

2.日光(485系、183系)
　東武のスペーシア車両に比べて見劣りがするＪＲ車両のてこ入れ。性能も130km/h対応で十分。
私はこれが本命と考えている。
とは言え予備を含めても12両で用が足りるので日光号の増発や上野、新宿発着のとちぎ、水上、あかぎ、草津への投入もあわせて行うことができる。これらは63両で運用されているので少々余る計算になる。
残りは臨時列車用の183系や長野の189系を185系で置き換え玉突き廃車にするのではと思う。

さて、予想は当たるかな。