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祭りのあと 糸魚川から酒田へ [鉄ネタ]

糸魚川イベントの翌日は一転して鉄モードです。

 次の日が秋田県内で仕事の為、自転車で直江津まで走り、特急北越と特急いなほで山形県酒田市を目指しました。

糸魚川駅のレンガ車庫です。
3月までキハ52の車庫として使われてましたが北陸新幹線工事のため解体作業中です。
残念です。

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この日は強風に弱い雨ですが旧北陸本線跡の久比岐自転車道で直江津を目指します。

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 こんな海岸線に

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こんな橋脚跡。

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すっかり運転士気分で「出発進行!」です。交差点のバリケード通過には「場内減速よーし!」と叫んでました。(爆)

現役の駅舎も昭和の雰囲気いっぱいです。



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 昼食は途中のうみてらす名立で海鮮丼を食べました。

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 ここで問題発生です。この日は強風の為特急は全便運休であることが発覚!

各駅停車も遅れてダイヤは乱れまくり、 直江津まで自走する時間も無くなり各駅停車を乗り継いで長岡を目指します。

名立駅で電車待ちの間、駅の中を見るとかつては窓口があったことがうかがい知れます。

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今ではレトロな自動券売機です。PASMOやSUICA全盛の首都圏ではお目にかかることが無いでしょう。

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ホームへ出ると、トンネルにはさまれた駅であることがわかります。
待避線はトンネルの中で本線から分岐しています。

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左の2本の線路が通過線で、右の線路が下り(直江津方面)の待避線です。

ホームには運転事務室があり、運転管理の要所であったことがわかります。

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除雪車や保線区の建物があります。

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 そうこうしていると電車が到着です。419系を期待してましたが、来たのは475系。
絶滅危惧種であることには変わりなく、これに乗り直江津へ行きます。
定刻より大幅に遅れて直江津に到着しましたが、長岡行き各駅停車は接続を取り、待ってました。
こちらに乗り継いで長岡へ向かいました。

 長岡駅で新幹線ホームの東京側を見ていると、やけに広い線路用地が準備されています。

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 建設当時に長岡から北陸新幹線分岐を考慮していたのでしょう。

故田中角栄氏の地元です。そのくらいは考えていたでしょう。

新潟で特急いなほに乗り継ぎです。

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銘板を見ると78年製で485系でも後半に製造された車両であることがわかります。

JR化後、間もない88年にも改造を受けてます。

向かいのホームにはカラフルなキハ47が編成をなしています。

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午後8時近くに酒田へ到着しました。

酒田では地魚で握るおすし屋さん「しばらく」で食事。
旨かった! 普段飲まない日本酒を飲んだくらいうまかった。

翌日から3日間、鳥海山の麓で仕事でしたが雨で1日も自転車に乗れませんでした。(涙)

 ところで、新潟から特急いなほに乗って感じたことを書きます。
車両はJR東日本新潟車両センター所属の485系1000番台。
車両も老朽化している上に、線路も単線が多く、待ち合わせやポイント通過でスピードは上がりません。
また、村上から庄内平野まで険しい海岸線沿いに走るため、カーブが多いようです。
沿線自治体が羽越線高速化を推し進めているようですがスピードアップには
・駅構内の線形を改良
・曲線通過性能の高い車両
が必要と思われます。これで現行比15分程度の時間短縮が可能でしょう。
羽越線は人口がそれほど多くない上に、対首都圏では航空機との競合もありそれほど需要が見込めません。
そのため、高価な振り子車両を導入することは採算的に厳しく、N700系新幹線などで実績のある車体傾斜式車両を導入するのが背一杯に感じます。
 JR東日本の在来線で「儲かる」特急は常磐線のひたち系統と中央線のあずさ系統くらいでしょう。
普通に考えると、常磐線に新型車両を投入し、651系かE653系を転用すると思われます。

 この区間をスピードアップするには、地元自治体などが出資する第3セクターに新型車両を保有させ、JRにリースするなど地元負担が避けられないと思います。
その上で、現行の6両編成を4両編成に減らしてでも新潟~酒田の運行頻度を1時間おきにすれば需要を喚起できると思います。。


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soraneko

日本海の「鉄」の旅、羨ましいですね。
この時期の日本海側は、実は大好きで、海産物も美味しいんですよね。

在来線のスピードアップは、知恵を絞って進めて欲しいですね。
個人的には「何でもかんでも新幹線」というのはあまり好きではないので。

でも、地元としては新幹線が喉から手が出るほど欲しいというのは、予算の有無に関係なくあるのでしょうね。
by soraneko (2010-06-01 19:22) 

teruteru

soraneko様
>在来線のスピードアップは、知恵を絞って進めて欲しいですね。
 羽越線高速化は新潟県による上越新幹線の乗客増加対策の一環です。2014年に北陸新幹線開業すると、これまで越後湯沢経由だった北陸方面の乗客が長野経由になります。
そのため、上越新幹線が減便される可能性があり、新たな利用者獲得が必要なのです。

 JRには高速化する価値の無い区間と位置付けられているようで、地元負担の高速化をいろいろと検討したそうです。
http://www.pref.niigata.lg.jp/koutsuseisaku/1190650538450.html
 山形新幹線と同様な方式も検討されましたが、
・駅構内のポイント改良による通過速度向上
・新潟駅高架化で新幹線と同一ホーム乗換えを実施
・(E653系のようですが)他エリアから130km/h対応車両を転属
 新型車両導入ではないところがミソです。
が最もコスパの高い方法と結論付けられたようです。

 個人的には地元出資の三セクが車体傾斜式の特急車両をJRにリースしてもいいのではと思います。

>地元としては新幹線が喉から手が出るほど欲しい
 口は出すけど金は出さない地域には、こういったものは建設されない時代になったと思います。

by teruteru (2010-06-02 00:23) 

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