自転車で雪道の走り方 その1。 [自転車(TRAIL29er)]
このブログにリンクしているsoranekoさんのリクエストで雪道を自転車で走る場合の注意点や気づいた点をまとめました。
私は競技を行っているわけではなく、また特別な技術があるわけでもありません。
あくまで通勤+街乗りレベルで記載しております。
この記載内容が絶対的な安全を保障するものではないことを予めご了承ください。
スパイクタイヤ等で雪道走行を考えている方の参考になればと思います。
1.機材
自転車;Cannondale TrailSL29er4 ’12年モデル
タイヤ;SUOMI EXTREME294 29×2.1 ピン数294本
2.ポジショニング
雪の無いシーズンと比較してサドルの高さを5cm下げました。
スパイクタイヤを装着しても雪道なのでバランスを崩すことが必ずあるので、しっかりと足を着くことができるような高さにしました。
ペダリングの際、脚が窮屈になるので若干サドルのセットバック量を増やしたり、ペダリングする場所を母指球から土踏まず寄りにするなど工夫が必要です。
3.荷重
「前輪が滑ると制御不能になります」これは覚えておいてください。
1)発進
後輪に荷重を掛け、後輪が滑らないように発進・加速して下さい。
感覚的には前輪:後輪=1:2程度。
2)巡航中
圧雪やアイスバーンでは前後均等荷重、ぬかるような路面ではやや後輪荷重。
後輪荷重の場合、感覚的には前輪:後輪=4:6程度。
前輪がぬかるんだ雪に乗り上げ、安定しない状態となるので、しっかり後輪に荷重をかけて
安定をキープしましょう。
3)ブレーキング
前荷重で前輪:後輪=6:4程度。
ブレーキの掛け具合も同程度。ただし、前輪をロックさせないよう注意して下さい。
後輪は多少ロックしてもかまいません。バランスの建て直しが比較的容易です。
4)コーナリング
非常に滑りやすいです。特に車体を傾けると簡単にグリップを失います。
そのため、コーナリングでは車体をなるべく立てた状態とし、身体をハングオンの要領でコーナー内側に押し出すイメージで走りましょう。
その2へ続く
早速のレポートありがとうございます。
やはり前輪を確実にグリップさせて、車体を傾けないのが基本なんですね。
栃木県の平野部の場合、年に5回は雪が降らないのですが、子供のころは凍結した路面でよく「ドリフトごっこ」をしていました。
結構体で覚えていますが、老化で反応速度が低下しているので(苦笑)、慎重に走るようです。
by soraneko (2013-02-20 20:40)
soranekoさん
>前輪を確実にグリップさせて、車体を傾けない
これが基本だと思います。
写真のような雪の中を走るのでなければ、soranekoさんのWAZOOに35Cor40Cのスパイクタイヤを装着すればOKだと思います。
私のような300本近くもスパイクピンが刺さっている必要は無く、100~200本程度で、タイヤセンター付近にピンが無いor少ないタイプをチョイスすればいいと思います。
おそらくはSCHWALBE MARATHON WINTERあたりがお勧めでしょう。
数日中に続きを記載しますので、少々お待ちください。
by teruteru (2013-02-20 22:06)
ちょっと雪が降っただけで右往左往の東京から観て、
カアーッコイイの一言です!
by Ginger (2013-02-21 14:14)
この冬は去年よりも走りにくかったのではないでしょうか?
雪凄いですよね。
ロードに乗れるのがいつになる事やら、今から心配です。
by ももんが (2013-03-01 01:00)
Gingerさん
カッコイイだけで済まされない点も多々ありますが、北の自転車乗りはこのように冬場も走り続けてます。
事故だけは気をつけて走ります。
by teruteru (2013-04-14 21:28)
ももんがさん
圧雪やアイスバーンならすんなり走れますが、ぬかるんだ路面はNGです。
春先は1~2週間乗れなくなりました。
by teruteru (2013-04-14 21:31)