ブレーキ修理 (BR-1055) [自転車改造・メンテ]
昨年末くらいから、Panaクロモリロードのブレーキに異変が生じてました。
ブレーキのピボット(支点)を固定するネジが緩むようになっていた。
きつく閉めすぎると支点が固まり、ブレーキが動かなくなります。
実に困りました。
ブレーキはBR-1055。この自転車を買った当時から使っている3世代前の105。
写真のナットがすぐに緩んでブレーキの効きが低下てました。
これは非常に危険な状態なので、対応をイロイロとって見ました。
1. ナイロンナット
ナット上部のナイロンリングがねじ山に食い込み、緩みを防止します。
しかし、デフォルトのナットは薄型の3種ナット相当品のため、ナイロンリングがねじ山にかからず失敗!
市販のナットはほぼ全て1種ナットです。3種は1種より30~40%薄型です。興味のある方は検索されてください。
2.ハードロックナット
絶対緩まないことで有名なハードロック工業のハードロックナット。製品の優秀さは世界に知れ渡り、新幹線からロケットに至るまで採用される知られざる逸品。
しかし、これもねじ山の低さがネックとなり、上側のナットがねじ山にかからず失敗!
3.ディスクブレーキ用スペーサー
近所の自転車屋さんで取り扱っていたディスクブレーキ用スペーサー。
こいつの表裏にマリングリスを塗り、組みつけです。
今度はスムーズにブレーキが作動しました。
その後、緩みの再発も起こってません。
今となってはレトロなデザインがクロモリフレームに似合うと思ってますので、もうしばらく活躍できそうです。
自己満足的な内容ですが、自分の備忘録として残します。
最近は、なんでも部品ASSYで交換してしまう傾向がありますが、こうやってキッチリ修理すれば使えるようになりますから見習いたいです。
この部品の適合とかいろいろ工夫して行く行程が楽しかったりもしますよね。
by soraneko (2011-09-15 05:43)
soranekoさん
>なんでも部品ASSYで交換してしまう傾向
それでもよかったのですが、このフレームとブレーキの組み合わせがデザイン的に気に入っていたので、分解図で構造を理解しながらTry&Errorしました。
自分で解決法を見出すのも楽しいですね。
by teruteru (2011-09-15 18:48)