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富士のためのその2(箱根錬) [自転車(Panaクロモリ)]

またまた箱根へ行った。今回は会社の後輩O君と彼の大学の先輩Aさん。

前哨戦
 集合場所のO君宅へ自走、軽い向かい風の荒川を走る。こぎ方が慣れてきたのか半年前より2km/hくらい早く走れている。出発が遅れたので遅刻かなと思って走ったらほぼ集合時間に到着。自宅から16.5km、ほとんど荒川サイクリングロードを走るが3kmは一般道走行で信号待ちも考えると40分はちょっと進歩しているかもしれない。O君相手にどこまで通用するか楽しみでもあった。

パンク
 Aさんの愛車は最近買ったばかりのORBEA ONIX。フルカーボンで流れるようなフレームデザイン。ホイールはカンパのカムシン、コンポはミラージュでブレーキだけレコード。今回の山対策でブレーキだけアップグレードしたとか。ところがタイヤがパンクしているらしい。その場でチューブ交換して空気を入れたらまたその場でパンク。何かおかしい、、、 とりあえず出発して車中でホイールを点検することにした。
 よーく見てみると全てチューブのリム側でパンクが発生している。リムテープがずれた取り付け方をされていて何ヶ所かスポーク用の穴が一部露出しているところがある。車中にあった貼る湿布を使って養生して再度装着してみた。小田原城の駐車場に車を止め、自転車を組み立ていざ箱根へ。

山登りその1(小田原~芦ノ湖)
 湯本まで私が先頭を引く事にした。緩やかな上りから本格的な坂道へ。それぞれが自分に適したペースで走り先頭は宮ノ下で後続を待つことにした。塔ノ沢からO君が前へ出てそのまま独走。その後は私、Aさんの順。前回はローギアを封印したが今回は回転数を上げることを考え、あえて封印はせず積極的に使うことにした。と、言うか使わなきゃしんどいのです(^^;;
宮ノ下に到着したがしばらくたってもAさんが到着しない。事故にでも遭遇していないか心配。O君も「こんな登りは初めて」と舌を巻く。30分近く経ってようやくAさん到着。途中で足がつったらしい。
しかし直後にAさんのタイヤがまたまたパンク! 分解すると貼り付けた湿布がずれて露出したスポーク用の穴でパンクしたようだ。今度はビニールテープを貼り付け再度チューブを装着してみた。今度は大丈夫そう。
 心配なので私が最後尾でスタートしたが直後の10%の登りに差し掛かるとAさんの足がつりそうになってたまらずリタイヤ、あとから来るとのこと。ここから一人で登る。自分も体調としては3月のときのほうが良かった。身体が軽かったように記憶している。それでもペースを立て直し上り続ける。スピードは11km/h台、ところどころ10km/h近くまで落ちる。10km/hとは私のローギアでは約60rpm、これを下回ると極端にペダリングが苦しくなる。映画の新幹線大爆破(ふ、古い)やスピードではないが爆発する最低速度みたいなもの。Aさんはここを下回るスピードと思われる。ロードに慣れていないのにこんなところを登らせてよかったものかと後悔。次の待ち合わせの国道1号線最高点手前のガソリンスタンド前でO君は待っていた。20分以上経ってAさんも到着。先を進み間もなく1号線最高点、ここで写真撮影をしてから芦ノ湖へ下り元箱根で昼食。脚がいっぱいいっぱいのAさんとまだ走り足りないO君、結局湯河原経由で小田原へ戻ることにした。

山登りその2(芦ノ湖~湯河原)
 駅伝ゴール地点そばの交差点を左折、再び上り始めた。せいぜい100mも登ればいいのかなと思っていたのが大間違い!思ったより登りは続く。序盤、先頭を引っ張ったがローギアでも回転数が落ち15km/hをきったところでO君が前へ出る。回転数を維持できる限界点の差を感じる。自分も速くなったけどまだまだですね(笑)。200m近く上り続け芦ノ湖を見おろす展望台へ到着。芦ノ湖と富士山の見事な景色をしばし堪能。銭湯の壁に富士山を描く方々はここに訪れたことがあるのだろうか? と勝手なことを思う。
Aさんに「もう登りはおしまいですよ」とはげまし、標高950mを下ることに。東京へ行く方向の道ではないためか車は極端に少ない。初めてのコースなので40~50km/hで下る。スキーの嗜みがあるためかコーナーでの身体の使い方は私の場合、スキーそのもの。今シーズンは1回しか滑ってなかったなぁ。

山登りその3?(湯河原~小田原)
 湯河原から真鶴へは海岸線を走るコース。無風だったのでスピードは31~33km/hをキープ。1000m登っても30km/h出す余力がある自分に感心。真鶴道路は自動車専用のため山側の旧道で小田原を目指した。ここも5%程度のアップダウンが続く。かつて輪行で走った北海道の狩勝峠とどっちがきついのだろう、この自転車で走ってみたいと思いを馳せた。O君のトルクのある走りもさることながら気合でついてくるAさんにも驚く。のぼりに入ると極端にスピードダウンするが平地では25km/hあたりまで出してくる。これから走りこんで航続距離を伸ばし、ローギアで60rpmをキープできる範囲を広げたらいくらでも走れるように思えた。ついに小田原市街地が見えてきた、西湘バイパスをくぐり小田原市内へ。そして小田原城駐車場へゴール! 全員達成感に満足。このメンバーでまた走りに行くことを誓った。

おまけ
 Aさんの愛車ONIXに乗せてもらった。今回のメンバーでは最も軽い車体。こいでみると細かい振動を吸収する乗り心地の柔らかさを感じるが芯のしっかりさは感じる。これなら100km乗っても疲れは少なそう。車体が軽いゆえホイールがやや重く感じた。とは言え私のホイールより全然軽い。フレーム単体+¥45,000が完成車価格では文句は言えない。欲を言えばホイールのグレードを上げると感じが変わりそう。平地中心に乗るならいいチョイスだと思います。最近流行のロングライド向けなのでしょう。

 Aさんがご家族に蒲鉾を買って行きたいとのことで鈴広の売店へ行った。天皇家御用達、ここが定番でしょう。ひと風呂浴びることにして見つけたのがコロナの湯。JRの貨物駅の土地を使って再開発した場所。ここが500円で入浴できて設備も充実。これは穴場!使えます。
その後、自宅近くまで送っていただいた。帰りの車中で好きなフレームの話になりAさんと同じくORBEA ORCAとDEROSA IDOLだったことがおもしろかった。Aさん、O君ありがとう。また走りに行きましょう。今度はAさんの地元、宇都宮方面でしょうか。


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chouette

こんにちは!上り練習頑張ってますねぇー。小生はorbea-aqua海苔なんですがorbeaって「スペインはバスク地方の坂道で鍛えられ、、、」上りは得意なバイクのはずです。草津で断末魔の小生が、他のバイクでヒルクラしたら、、、、
Aさんめげずにorbea海苔としてバスクフレームの威力を見せてあげて!
ところでteruteruさんはpanasonicで挑戦するのでしょうか?
by chouette (2007-05-02 10:17) 

hiroad

登りは苦手です。シッティングで登れない坂も嫌いです。
でもトリプルのロードもコンパクトドライブのロードも持ってません。

……いや、だからキライなのかな?
by hiroad (2007-05-02 22:20) 

teruteru

>chouetteさん
 ORBEA海苔でしたか。もともとそういうルーツの自転車なのですね。
見ていて華のあるデザインですね。
ホント長距離乗っても疲れなさそうなフレームでした。
 私のヒルクライムですが完成待ちの新車投入となりそうです。
Panasonicでもいいのですが一緒に参加する後輩からの強いエールがあったのでPanasonicは下見の時間が取れたらそのときにと思っています。

>hiroadさん
 私もフロントダブルです。貧客のためフロントは48×39、そう52はまだまだ重くて踏み切れないことがわかりました(笑)
リアは8速であることをいいことにMTB用の11-30Tを山岳限定投入しています。以前、どこかのブログでヒルクライム用の自転車はあえてリア9速にして決戦用にXTRのスプロケ投入する人を見たことがあります。
普通はフロントトリプルで登ったほうがいいでしょう。
by teruteru (2007-05-03 01:43) 

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