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富山~松本 新幹線開業前ローカル線の旅 その1(富山~糸魚川) [鉄ネタ]

北陸新幹線開業のちょっと前、出張で富山と松本に行きました。

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新幹線が開業すれば富山から松本は2時間。しかし、開業前はかなりの長旅でした。 

 本来であれば東京から上越新幹線に乗り、越後湯沢から特急はくたかの予定でした。
 北陸新幹線開業前の乗り納めを目論んでましたが、当日は強風のため特急はくたかが運休。
急遽、空路で小松空港へ飛び、富山をめざしました。
 
 小松といえば歌舞伎の勧進帳の舞台となった安宅関(あたかのせき)があります。
実兄である源頼朝に京都を追われた源義経一行は山伏に扮して幼少期を過ごした平泉をめざします。
しかし、頼朝が設置した関所である安宅関の関所守富樫は彼らの正体を見破ったものの
山伏の主君に扮した弁慶が涙ながらに義経を殴る姿に心を動かされ、正体を見破りながらも
関所を通したストーリーです。
 
 小松空港から小松駅向かうバスの車中から弁慶の像が見えました。
急な撮影だったので露光不足です。 
 
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予定より大幅に遅れて富山到着。
在来線富山駅はJRからあいの風とやま鉄道へ移管、特急サンダーバードは金沢止まりに
なるのでこの組み合わせも見納めです。 
国鉄がJRになって間もない90年代、JR各社が特急電車を作りました。
その中でもこの681系/683系は室内が落ち着いた雰囲気で気に入ってました。 
 
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ホームの時刻表も撮影。
北陸本線は特急銀座と呼ばれ、1時間に3本以上走るエリアですが新幹線開通で富山駅の特急はほとんど廃止になります。 
 
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富山に着いたので食事に出かけました。今回は寿司福助さんに入ります。 
 
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お店の看板です、地元で獲れた魚をいただけそうです。 
 
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店内はカウンターだけ。板前さん親子と母親の3人で切り盛りするアットホームな雰囲気のお店。
地魚お任せで握ってもらいました。 
のどぐろ、寒ぶり、甘エビ、、、 
 
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 ほたるいか、たち軍艦に立山という地酒。
旨かった。 
地魚と地酒の組み合わせは鉄板ですね。 
 
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翌日、お土産のますの寿司をゲットしにますの寿司青山へ。 
 
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富山での仕事が終わった後、少し時間が合ったので越中八尾駅まで足を伸ばします。
趣のある駅舎です。 
 
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 富山から松本への移動が難関でした。
新幹線開業前の乗り継ぎは3ルートありいずれも4時間半程度を要します。 
 
1) 大糸線ルート 富山~糸魚川~信濃大町~松本
富山13:51(特急はくたか15号)14:39糸魚川14:50(大糸線)15:51南小谷16:20(大糸線)17:15信濃大町17:19(大糸線)18:11松本
 
2) 信越線ルート 富山~直江津~長野~松本
富山14:17(特急北越5号)15:12直江津15:17(信越本線)17:18長野18:11(特急しなの24号)19:04松本
 
3) 高山+阿房峠ルート
富山13:02(特急ひだ14号)14:32高山15:10(バス)17:30
 
3)のルートも惹かれましたが特急はくたか乗り納めをしたかったので1)を選択しました。 
 
特急はくたかで富山を出発です。
ホームの乗車位置案内です。 はくたかもトワイライトエクスプレスも廃止になりました。
トワイライトエクスプレス廃止には思うところありますが、別の機会に。 
  
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魚津駅もJRからあいの風富山鉄道に移管されます。
JR西日本は車両も駅もいい意味で国鉄時代の雰囲気を最も残している印象があります。 
 
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糸魚川到着。写真は露光オーバーですが、413系と681系の組み合わせも新幹線開通で
見られなくなりました。 
  
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大糸線に乗り換え、松本をめざします。
 
P1120569A.jpg
 
 続く。

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コメント 4

soraneko

新幹線が開通すると、在来線は本当に寂しくなりますね。
自宅横の「東北本線」も昔は各種特急、急行で賑やかだったんですが。
利便性を考えれば、やはり短時間で到着できるメリットは計り知れないんですが、やはりネックは値段ですかね。
周囲で話を聞くと、「運賃が高額すぎて、家族連れではおいそれと新幹線を利用した旅行は出来ない」という話も少なくないです。
by soraneko (2015-04-20 19:24) 

やまびこ3

弊ブログへのコメントありがとうございます。お返事遅くなりました。富山の寿し、これはうまそうです。
在来線から優等列車が全くなくなってしまうのは残念だし、中小駅では不便でクルマに逃げてしまうんでしょう。台湾では経営母体が違うので在来線も相当頑張っているんですが・・・。
by やまびこ3 (2015-04-22 20:01) 

teruteru

soranekoさん
 新幹線開通で在来線の特急を全廃しなきゃいけないのかと思ってしまいます。
新幹線の客層は平日にコンスタントな需要のある東京と各地を往来するビジネス客なのでしょう。おそらくは彼らの利用だけで採算ラインをクリアし、週末主体で季節変動のある観光客はプラスアルファの扱いなのを強く感じます。

 現実としては年に数回で盆や連休に集中する家族連れより、年間に何十回も利用するビジネス客を優先したダイヤとなっているようです。

 しかしながら、新幹線からの乗り換え需要を狙った接続特急は富山~金沢や八戸~青森あたりでニーズがありそうに思えます。

ここは県庁主体の三セクの限界なのでしょうか。
by teruteru (2015-04-25 22:19) 

teruteru

やまびこ3さん。
 並行三セク線も各駅停車ばかりではビジネス客から相手にされないと思います。
新幹線停車駅からレンタカー移動が主体となっているように思えます。
ダイヤや速達列車の設定次第ではこのような需要も取り込めるように思えます。
by teruteru (2015-04-25 22:23) 

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