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スーパーおおぞら脱線+炎上事故 [鉄ネタ]

 先日、キハ261とキハ283の乗り比べを記事にしましたが、何と炎上事故が発生しました。

公式には原因発表がなされていないのですが、状況としては

1.脱線

2.推進軸損傷

3.駆動系部品落下

4.落下部品による燃料タンク損傷

5.漏洩した燃料に引火

 と考えられます。

脱線原因ですが、車軸を抱えている台車に問題が発生したのではと、考えてます。

事故車両のキハ283の台車はステアリング台車と呼ばれ、曲線区間を通過する際、カーブにあわせて車軸が可動し、常にレールと垂直になるような動きをします。
そのため、通常より速い速度で曲線を通過できます。(もちろん、振り子機能の効果もあります)

 このステアリング機構に何らかの問題が発生し、脱線したと思われます。

この方式は優れた曲線通過性能があるものの、製造コストやメンテナンスの手間がかかるようで、JR北海道ではキハ283のみに採用されている方式です。

 構造的欠陥だったのか、偶発的事故だったのか公式見解を待つしかありません。

再来週、この列車に乗るため心配です。


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soraneko

このニュースを聞いて、北陸本線のトンネル火災の事故を思い出しました。
車両の故障も問題ですが、緊急時の避難対処がお粗末なのには怒りを感じました。

航空機などは、避難のための装備やルールが厳しく決められていて、複数のアテンダントが対処しますが、あれだけ大人数の乗客がいる鉄道の場合は、運転手と車掌だけで対処しなければならないわけで、その上対処がお粗末では、安全は確保できないですよね。
by soraneko (2011-05-31 20:26) 

teruteru

soraneko様

 先日の震災時の対応を含めて、JR北海道の乗務員の情報伝達ツールの貧弱さも感じます。
非常時に札幌の指令センターなどから情報が伝わっていないようです。
山間部では列車無線はエリア外のようですし、震災時も通信回線がダウンしたようです。
 国鉄時代から独自の通信網を持ち、民営化後は通信部門を鉄道通信株式会社として独立(現在は合併でソフトバンクテレコム)。こういった経緯を生かして、専用の非常通信網や山間部やトンネルでも無線LANが使える環境など、策はいくらでもあったはずです。
 今後、実態が明らかになるとこの点も問題視されると思います。

当然、対応マニュアルの見直しと函館地区以外では実施されていない非常時対応訓練の実施も必要になると思います。
by teruteru (2011-05-31 20:48) 

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